この記事は2015.03.11 Wednesdayに書かれたものです。
このDNxHR、これまでもHDフォーマットの編集コーデックとして高い評価を得ていたAvid DNxHDを拡張したもので、ラスターサイズに依存しない柔軟な取扱が可能なのにも関わらず、DNxHDとの下位互換も確保されている、まさに高解像度ビデオ編集に最適化されたコーデックなのです。
これが何を意味するかと言うと、現在普及が進む4K解像度はもちろんのこと、将来的に8K解像度が一般的になった場合でも、策定された規格での編集/出力に迅速に対応出来るという事です。
さらに驚かされるのが、その編集パフォーマンスです。
おそらく圧縮4Kフォーマットを編集されたことのある方は実感されていると思いますが、巨大なファイルサイズになってしまう4Kフォーマットを、効率よく圧縮するためには複雑なコーデックを必要とします。
これはカメラメーカーの都合による部分が大きく、撮影の現場で作業される方にとって、ストレージ費用の圧縮やコピーに掛かる時間の節約につながりますので歓迎されることではありますが、編集を行う立場になると、この事実は大きなマシンパワーが必要になることを意味します。
Media ComposerにはAMAリンクという素晴らしい機能がありますが、HD解像度では問題のなかったパフォーマンスが、4K解像度になると大きく損なわれてしまうのです。
そこでDNxHRコーデックへのトランスコード/変換を利用して頂くことによって、信じられない様な軽快さで編集を行うことが可能となるのです!
もちろん、HDの4倍になるデータ量を必要とする4Kですから、映像のクオリティを保持するためには大きなストレージ容量と、それに見合ったデータスループットが必要となりますが、逆にその部分さえクリア出来るならば、マスタリング・クオリティを維持したままでのエディットすら可能なのです。
トランスコードを待ってる時間がもったいない???と感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、DNxHRクオリティの選択にもよりますが、最新のXeonワークステーションであれば実時間以下でトランスコードを完了させることも可能ですし、トライ&エラーの連続になるエディットの場合では、トランスコードしてしまった方がかえってスピーディに作業を行うことが出来るのかもしれませんね。
唯一残念なのは、これから読込む機会が多くなるであろう、SONY XAVS-SのAMAプラグインがリリースされていないことですね。
現時点でXAVC-SをMCで読込むには、Drastic Technologies MediaReactorを使って変換するしかないようです。
Drastic Technologies MediaReactor >>
Adobe PremierをはじめとしたDAWが素早い対応をしている中で、SONYだけでなくAvidにも頑張って欲しいところですね。
引き続き、MCに関しての情報、Tipsなどを追加していきますので、ご意見や取り上げて欲しい内容など、リクエストを頂ければ優先して記事にしていきますので、ご連絡お待ちしています!
Media ComposerやPro Toolsに関しての個別の疑問にもお答えいたしますので、お問合せはお気軽に!
お問合せはこちら >>
これが何を意味するかと言うと、現在普及が進む4K解像度はもちろんのこと、将来的に8K解像度が一般的になった場合でも、策定された規格での編集/出力に迅速に対応出来るという事です。
さらに驚かされるのが、その編集パフォーマンスです。
おそらく圧縮4Kフォーマットを編集されたことのある方は実感されていると思いますが、巨大なファイルサイズになってしまう4Kフォーマットを、効率よく圧縮するためには複雑なコーデックを必要とします。
これはカメラメーカーの都合による部分が大きく、撮影の現場で作業される方にとって、ストレージ費用の圧縮やコピーに掛かる時間の節約につながりますので歓迎されることではありますが、編集を行う立場になると、この事実は大きなマシンパワーが必要になることを意味します。
Media ComposerにはAMAリンクという素晴らしい機能がありますが、HD解像度では問題のなかったパフォーマンスが、4K解像度になると大きく損なわれてしまうのです。
そこでDNxHRコーデックへのトランスコード/変換を利用して頂くことによって、信じられない様な軽快さで編集を行うことが可能となるのです!
もちろん、HDの4倍になるデータ量を必要とする4Kですから、映像のクオリティを保持するためには大きなストレージ容量と、それに見合ったデータスループットが必要となりますが、逆にその部分さえクリア出来るならば、マスタリング・クオリティを維持したままでのエディットすら可能なのです。
トランスコードを待ってる時間がもったいない???と感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、DNxHRクオリティの選択にもよりますが、最新のXeonワークステーションであれば実時間以下でトランスコードを完了させることも可能ですし、トライ&エラーの連続になるエディットの場合では、トランスコードしてしまった方がかえってスピーディに作業を行うことが出来るのかもしれませんね。
唯一残念なのは、これから読込む機会が多くなるであろう、SONY XAVS-SのAMAプラグインがリリースされていないことですね。
現時点でXAVC-SをMCで読込むには、Drastic Technologies MediaReactorを使って変換するしかないようです。
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Adobe PremierをはじめとしたDAWが素早い対応をしている中で、SONYだけでなくAvidにも頑張って欲しいところですね。
引き続き、MCに関しての情報、Tipsなどを追加していきますので、ご意見や取り上げて欲しい内容など、リクエストを頂ければ優先して記事にしていきますので、ご連絡お待ちしています!
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