この記事は2014.11.06 Thursdayに書かれたものです。
前回までは、Media ComposerとPro Toolsの連携の最終段階、完パケのオーディオファイルをシーケンスのタイムラインに配置する方法をご紹介しました。
オーディオファイルをMedia Composerシーケンスへ配置する >>
今回は、エクスポート/インポートを含めて、Media Composerを使っていくと煩雑になりがちなビンの整理に関してご紹介しましょう!
Media Composerのビンとは?
Media Composerで新規プロジェクトを作成すると、個別のセッティングでレイアウトは異なりますが、プロジェクト名の付いたビンがビン・ウィンドウに自動的に作成されます。
Apple Final Cut Pro 7でも同じ様なレイアウトでビンが作成されますので、FCP7ユーザーの方はなんとなくビンが何を意味しているかお分かりになるかもしれませんね。(実際には、このレイアウトはAvidの方が先なんですが・・・)
しかし、FCPで言うところのビンがフォルダの様な役割をするのに対して、MCではそれに加えて、協同作業をする際の共有フォルダとしても機能します。
MCで新規プロジェクトを作成する際に、プライベートやエクスターナルとして保存場所を選択するのはこのためなのです。
ビンを複数のエディターで共有出来るというのは、非常に魅力的で効率的な機能だと言えますが、ここではプライベートで使用しているという前提でお話を進めさせていただきます。
この場合ですと、ビンは基本的にFCPと同じ様に、ファイルの管理を行うフォルダの様な働きをしますので、もちろんビンの中にビンを入れ子で作成して管理する事も可能です。
ビデオやオーディオを字幕と分けるのもいいでしょうね!
ただ、これまでご紹介してきた様に、ビデオファイルのトランスコード、AAFエクスポート等を繰り返し行なっていくと、ビンの中身がいつの間にか大量のファイルでいっぱいになってしまいます!
もちろん、必要なファイルを削除すると、ビデオがオフラインになったりしてしまいますが(笑)明らかに今後使用しないシーケンス等は削除しておきたいものです。
例えば、左の図では「Untitled Sequence.02.Export」というシーケンスが選択されています。
これは前回まででお話した、Pro Tools用AAFファイルを書出した際に作成されたシーケンスになります。
もちろん、敢えて削除する必要がないと言えばそうなのですが(笑)シーケンスをトランスコードした際に新しく作成されたMXFファイルもリストされており、かなりスクロールしないと全てのファイルが見渡せません。
ということで(笑)このファイルを削除してみましょう!
ビンの中にある不要なファイルを削除するのは簡単です。
先程選択されていた「Untitled Sequence.02.Export」をハイライトさせたまま、deleteキーを押すだけです。
すると、左の図の様なウィンドウが表示されます。
当たり前ですが、ホントに削除してもいいのか???という確認のダイアログです。
この場合、選択されたファイルは1つで、ファイルの種類はシーケンスになりますので「Delete 1 sequence(s)」というチェックボックスがあるのもお分かりでしょう。
ここにチェックを入れて、OKボタンをクリックすれば、目的のファイルが削除される、と言う事ですね!
通常であれば、この手のダイアログはOKボタンをクリックするだけなのでしょうが、Media Composerでは2段階の手間をかけさせる事で、ホントに削除してもいいのかどうか考えさせる時間を与えているのでしょう。
クリティカルな現場に対応するよう、安全性を第一に考えているのがよく分かります。
ご覧の様に、削除されたシーケンスがビンから消えていますね!
あまり整理されたとは言えないかもしれませんが(笑)
いかがでしたでしょうか?
私の印象ですと、こういった操作一つを含め、Media Composerが長らくWindows版のみであったのが分かる様な気もしますし、どちらかというとロジカルな考え方を持って操作する事が前提になっている様にも思えます。
しかし、FCPを使う方が爆発的に増えたという事情もあり、MCも最近ではMacライクな柔軟性のある方向に進んでる様にも思えます。
いずれにしても、根底にある思想が理解出来れば、これほど堅牢なビデオ・エディティング・システムはないだろうと思えるのも事実ですね!
是非、皆さんにも体験していただきたいDAWと言えます!
引き続き、MCに関しての情報、Tipsなどを追加していきますので、ご意見や取り上げて欲しい内容など、リクエストを頂ければ優先して記事にしていきますので、ご連絡お待ちしています!
Media ComposerやPro Toolsに関しての個別の疑問にもお答えいたしますので、お問合せはお気軽に!
お問合せはこちら >>
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今回は、エクスポート/インポートを含めて、Media Composerを使っていくと煩雑になりがちなビンの整理に関してご紹介しましょう!
Media Composerのビンとは?
Media Composerで新規プロジェクトを作成すると、個別のセッティングでレイアウトは異なりますが、プロジェクト名の付いたビンがビン・ウィンドウに自動的に作成されます。
Apple Final Cut Pro 7でも同じ様なレイアウトでビンが作成されますので、FCP7ユーザーの方はなんとなくビンが何を意味しているかお分かりになるかもしれませんね。(実際には、このレイアウトはAvidの方が先なんですが・・・)
しかし、FCPで言うところのビンがフォルダの様な役割をするのに対して、MCではそれに加えて、協同作業をする際の共有フォルダとしても機能します。
MCで新規プロジェクトを作成する際に、プライベートやエクスターナルとして保存場所を選択するのはこのためなのです。
ビンを複数のエディターで共有出来るというのは、非常に魅力的で効率的な機能だと言えますが、ここではプライベートで使用しているという前提でお話を進めさせていただきます。
この場合ですと、ビンは基本的にFCPと同じ様に、ファイルの管理を行うフォルダの様な働きをしますので、もちろんビンの中にビンを入れ子で作成して管理する事も可能です。
ビデオやオーディオを字幕と分けるのもいいでしょうね!
ただ、これまでご紹介してきた様に、ビデオファイルのトランスコード、AAFエクスポート等を繰り返し行なっていくと、ビンの中身がいつの間にか大量のファイルでいっぱいになってしまいます!
もちろん、必要なファイルを削除すると、ビデオがオフラインになったりしてしまいますが(笑)明らかに今後使用しないシーケンス等は削除しておきたいものです。
例えば、左の図では「Untitled Sequence.02.Export」というシーケンスが選択されています。
これは前回まででお話した、Pro Tools用AAFファイルを書出した際に作成されたシーケンスになります。
もちろん、敢えて削除する必要がないと言えばそうなのですが(笑)シーケンスをトランスコードした際に新しく作成されたMXFファイルもリストされており、かなりスクロールしないと全てのファイルが見渡せません。
ということで(笑)このファイルを削除してみましょう!
ビンの中にある不要なファイルを削除するのは簡単です。
先程選択されていた「Untitled Sequence.02.Export」をハイライトさせたまま、deleteキーを押すだけです。
すると、左の図の様なウィンドウが表示されます。
当たり前ですが、ホントに削除してもいいのか???という確認のダイアログです。
この場合、選択されたファイルは1つで、ファイルの種類はシーケンスになりますので「Delete 1 sequence(s)」というチェックボックスがあるのもお分かりでしょう。
ここにチェックを入れて、OKボタンをクリックすれば、目的のファイルが削除される、と言う事ですね!
通常であれば、この手のダイアログはOKボタンをクリックするだけなのでしょうが、Media Composerでは2段階の手間をかけさせる事で、ホントに削除してもいいのかどうか考えさせる時間を与えているのでしょう。
クリティカルな現場に対応するよう、安全性を第一に考えているのがよく分かります。
ご覧の様に、削除されたシーケンスがビンから消えていますね!
あまり整理されたとは言えないかもしれませんが(笑)
いかがでしたでしょうか?
私の印象ですと、こういった操作一つを含め、Media Composerが長らくWindows版のみであったのが分かる様な気もしますし、どちらかというとロジカルな考え方を持って操作する事が前提になっている様にも思えます。
しかし、FCPを使う方が爆発的に増えたという事情もあり、MCも最近ではMacライクな柔軟性のある方向に進んでる様にも思えます。
いずれにしても、根底にある思想が理解出来れば、これほど堅牢なビデオ・エディティング・システムはないだろうと思えるのも事実ですね!
是非、皆さんにも体験していただきたいDAWと言えます!
引き続き、MCに関しての情報、Tipsなどを追加していきますので、ご意見や取り上げて欲しい内容など、リクエストを頂ければ優先して記事にしていきますので、ご連絡お待ちしています!
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