この記事は2014.10.30 Thursdayに書かれたものです。
前回では、Pro Toolsで作成したマスター・オーディオファイルをMedia Composerで読込むところまでご紹介しました。
Pro Toolsから書出したマスター・オーディオをMedia Composerにインポート! >>
今回は、インポートしたマスター・オーディオファイルをMedia Composerシーケンスに配置させてみましょう!
オーディオ・ファイルをMedia Composerシーケンスへ配置
Media Composerには、様々なラッピング/コーデックを持つビデオファイルを、トランスコードなしに一瞬で読込む事の出来るAMA(Avid Media Access)という素晴らしい機能があり、待ち時間なしで編集に取りかかる事が出来ますが、AMAでリンクされたビデオファイルは最終的にトランスコードした方が結果が良くなる場合が多いです。
PV作成にMedia Composerを活用してみました! >>
しかし、前回ご紹介したインポートの場合、元ファイルはMedia Composerのインポート設定で指定されたファイル形式にトランスコード、つまり変換されてから取り込まれる形になります。
AMAの場合は、元のファイルがAVCHDであれば、トランスコードしない限り、Media Composerは元のAVCHDを参照していますが、インポートの場合はMXFに変換されたネイティヴファイルなのです。
ビデオファイルと違って容量の少ないオーディオファイルであれば、トランスコードにも時間が掛かりませんし、AMAでリンクするかインポートするかはファイルによって使い分けるのがいいかもしれません。
さて、まずはビンにインポートしたオーディオファイルをダブルクリックしてみましょう。
すると、ソースモニターにオーディオファイルが読込まれます。
ビデオファイルではないので、ウィンドウには何も表示されていませんが、左上にオーディオファイルの名前「Master」が表示されている事がお分かりかと思います。
この状態でプレイバックボタンをクリックすれば、音だけが聞こえる状態になっているという事ですね。
Pro Toolsで作成したマスター・オーディオファイルは、Media Composerシーケンスとタイムスタンプ、デュレーションともに同一になっているはずですから、MCタイムラインにビデオと同じ時間軸で最初から最後まで並べればいいという事になります。
クリップの最初にIN点、最後にOUT点を打って下さい。
ちなみに、IN点を打つショートカットは「I」、OUT点を打つショートカットは「O」、準再生/逆再生/停止/倍速などはJKLキーが使用出来ますから、標準的なDAWからの移行も自然に行えるのではないでしょうか?
IN点/OUT点を確定したら、ソースモニター中程にある上書きボタンをクリックします。
この際、配置したいタイムラインの時間軸とクリップのIN点を合わせておく必要があるのと、配置したいトラックのみトラック・セレクターを有効にしておく必要があります。
例えば、オーディオ・トラックが4本あって、全てのセレクターが有効になっていると、既にあるトラックを上書きする形で新しいオーディオファイルが配置されてしまう場合がある、などですね。
もちろん、⌘ + Zで戻れば問題ないのですが(笑)
トラック・セレクターが有効になっていてタイムラインが先頭に来ていれば、上の図の様にA1/A2オーディオ・トラックにMasterが配置されました!
これでシーケンスが完成しましたので、ここからマシン・コントロールを使用してのテープ・レイバックや、movファイルへの書出し等が行える様になるという事ですね!
いかがでしたでしょうか?
ビデオ・エディティングには様々な方法がありますので、必要に応じたワークフロー構築が肝心になるかと思いますが、意外にソフトウェアのみでもかなりのところまで出来るのもお分かりかと思います。
さて、次回はビンの整理について、少しお話しましょう!
Media ComposerやPro Toolsに関しての個別の疑問にもお答えいたしますので、お問合せはお気軽に!
お問合せはこちら >>
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今回は、インポートしたマスター・オーディオファイルをMedia Composerシーケンスに配置させてみましょう!
オーディオ・ファイルをMedia Composerシーケンスへ配置
Media Composerには、様々なラッピング/コーデックを持つビデオファイルを、トランスコードなしに一瞬で読込む事の出来るAMA(Avid Media Access)という素晴らしい機能があり、待ち時間なしで編集に取りかかる事が出来ますが、AMAでリンクされたビデオファイルは最終的にトランスコードした方が結果が良くなる場合が多いです。
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しかし、前回ご紹介したインポートの場合、元ファイルはMedia Composerのインポート設定で指定されたファイル形式にトランスコード、つまり変換されてから取り込まれる形になります。
AMAの場合は、元のファイルがAVCHDであれば、トランスコードしない限り、Media Composerは元のAVCHDを参照していますが、インポートの場合はMXFに変換されたネイティヴファイルなのです。
ビデオファイルと違って容量の少ないオーディオファイルであれば、トランスコードにも時間が掛かりませんし、AMAでリンクするかインポートするかはファイルによって使い分けるのがいいかもしれません。
さて、まずはビンにインポートしたオーディオファイルをダブルクリックしてみましょう。
すると、ソースモニターにオーディオファイルが読込まれます。
ビデオファイルではないので、ウィンドウには何も表示されていませんが、左上にオーディオファイルの名前「Master」が表示されている事がお分かりかと思います。
この状態でプレイバックボタンをクリックすれば、音だけが聞こえる状態になっているという事ですね。
Pro Toolsで作成したマスター・オーディオファイルは、Media Composerシーケンスとタイムスタンプ、デュレーションともに同一になっているはずですから、MCタイムラインにビデオと同じ時間軸で最初から最後まで並べればいいという事になります。
クリップの最初にIN点、最後にOUT点を打って下さい。
ちなみに、IN点を打つショートカットは「I」、OUT点を打つショートカットは「O」、準再生/逆再生/停止/倍速などはJKLキーが使用出来ますから、標準的なDAWからの移行も自然に行えるのではないでしょうか?
IN点/OUT点を確定したら、ソースモニター中程にある上書きボタンをクリックします。
この際、配置したいタイムラインの時間軸とクリップのIN点を合わせておく必要があるのと、配置したいトラックのみトラック・セレクターを有効にしておく必要があります。
例えば、オーディオ・トラックが4本あって、全てのセレクターが有効になっていると、既にあるトラックを上書きする形で新しいオーディオファイルが配置されてしまう場合がある、などですね。
もちろん、⌘ + Zで戻れば問題ないのですが(笑)
トラック・セレクターが有効になっていてタイムラインが先頭に来ていれば、上の図の様にA1/A2オーディオ・トラックにMasterが配置されました!
これでシーケンスが完成しましたので、ここからマシン・コントロールを使用してのテープ・レイバックや、movファイルへの書出し等が行える様になるという事ですね!
いかがでしたでしょうか?
ビデオ・エディティングには様々な方法がありますので、必要に応じたワークフロー構築が肝心になるかと思いますが、意外にソフトウェアのみでもかなりのところまで出来るのもお分かりかと思います。
さて、次回はビンの整理について、少しお話しましょう!
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