この記事は2014.10.02 Thursdayに書かれたものです。
前回までは、Media ComposerとPro Tools間でプロジェクトをやり取りするため、AAFファイルとQuickTimeムーヴィーを使った方法を簡単に解説させていただきましたね。
MCから書出したQuickTimeをPro Toolsへインポート >>
もちろん、これで事足りてしまう・・・という場合も多いでしょうが、近年ではPro Toolsで管理出来るトラック数が増えたため、セッションのトラック数が膨大になる場合も多くなってきています。
また、映画などのプロジェクトでは、ミュージック、ダイアログ、フォーリー等を独立したPro Toolsシステムで編集/再生する場合も多く、このような用途ではPro Tools側のトラック数確保、複数のPro Tools、Media Composerシステムの同期が必要になってきます。
そういったニーズに応える形でVideo Satellite Optionが登場したのです。
今回は、簡単にVideo Satellite Option / Satellite Link Optionについて解説しましょう!
Video Satellite Option / Satellite Link Optionとは?
少し分かりにくい部分もあるかと思いますが、Video Satellite / Satellite Linkと名称は異なっても、基本的には同じものと考えていただければ間違いありません。
Satelliteシステムには、一つのAdministratorマシンと、一つもしくは複数のClientマシンが存在し、Media Composerマシンがクライアントとして繋がる場合はVideo Satellite、Pro Toolsマシンがクライアントとして繋がる場合はSatellite Linkとなる訳です。
つまり、Video Satellite / Satellite Linkは、1台のMedia Composerシステムを含む、最大12台までのPro Tools HDXシステムをローカルEthernetネットワークで同期させるものなのです。
詳細に関しては、Miyaji Professional Divisionのwebでもご紹介しておりますので、ご覧下さい!
Avid Video Satellite >>
概念としては、上の図の様な形になりますが、複数マシンを同期させるところなどは、Vienna Ensemble Proを思い起こさせますね???
Video Satellite / Satellite Linkでは、Vienna Ensemble Proの様にオーディオの相互やり取りは出来ませんが、上の図の様に大規模なシステムでなくとも、メインのPro Toolsマシンに音源用のPro Toolsマシンをリンクさせたりする事も出来ます。
例えば、2つのスタジオにそれぞれPro Tools HDXシステムとライヴルームがある、という様な場合は、2つのスタジオをリンクさせたレコーディングも可能でしょうし、工夫次第で様々な使用方法も考えられますね!
実際にVideo Satellite / Satellite Linkを使われている方はお分かりでしょうが、その高速なロックアップとサンプル・アキュレートでの正確な同期は、非常に快適な環境をもたらせてくれますし、個々のシステムに必要以上の負荷が掛からないというのも素晴らしいと言えます。
さらに、Pro Tools Softwareのペリフェラル画面で設定を完了したあとは、接続されているクライアント・マシンを、いつでもオンライン/オフラインに切替える事が出来ます。
これは、それぞれのマシンで個別の編集作業が必要になった場合に非常に有効と言えますし、リンクが必要ない場合は、それぞれのマシンが全く異なる作業を行い、効率を最大化することも可能なのです。
少しだけご紹介した事もありますが、これらのマシンが全てISISなどのネットワーク・ストレージに接続されていれば、様々なコピー作業もほぼ必要なくなりますので、大規模なプロジェクトを行うには必須のシステムとも言えるでしょうね!
さて、ここで「ほぼ必要ない」と書いたコピー作業ですが、Media ComposerシーケンスにあるオーディオをPro Toolsにインポートするには、前回まで解説したAAFファイルが必要になります。
もちろん、それぞれがネットワーク・ストレージに接続されていれば、MCからエクスポートしたAAFをPro Toolsにインポートするだけですから、コピーは必要ないのですが、それぞれがローカル・ストレージを使用している場合はコピーが必要になってしまいますね(笑)
いずれにしても、複数のシステムが必要になるSatelliteシステムは高額な投資が必要になってきますが、それでも大規模なプロジェクトを効率よくこなす事が出来るのであれば、投資回収も早くに行えるとは思いませんか???
特にVideo Satelliteの場合、MCからムーヴィーを書出す必要がない訳ですし、レンダリングやトランスコード、エンコードなどの時間が掛かる作業を割愛出来ますので、非常に効率的なシステムと言えますね!
次回は、そのエンコード/デコードに関してお話しましょう!
Media ComposerやPro Toolsに関しての個別の疑問にもお答えいたしますので、お問合せはお気軽に!
お問合せはこちら >>
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もちろん、これで事足りてしまう・・・という場合も多いでしょうが、近年ではPro Toolsで管理出来るトラック数が増えたため、セッションのトラック数が膨大になる場合も多くなってきています。
また、映画などのプロジェクトでは、ミュージック、ダイアログ、フォーリー等を独立したPro Toolsシステムで編集/再生する場合も多く、このような用途ではPro Tools側のトラック数確保、複数のPro Tools、Media Composerシステムの同期が必要になってきます。
そういったニーズに応える形でVideo Satellite Optionが登場したのです。
今回は、簡単にVideo Satellite Option / Satellite Link Optionについて解説しましょう!
Video Satellite Option / Satellite Link Optionとは?
少し分かりにくい部分もあるかと思いますが、Video Satellite / Satellite Linkと名称は異なっても、基本的には同じものと考えていただければ間違いありません。
Satelliteシステムには、一つのAdministratorマシンと、一つもしくは複数のClientマシンが存在し、Media Composerマシンがクライアントとして繋がる場合はVideo Satellite、Pro Toolsマシンがクライアントとして繋がる場合はSatellite Linkとなる訳です。
つまり、Video Satellite / Satellite Linkは、1台のMedia Composerシステムを含む、最大12台までのPro Tools HDXシステムをローカルEthernetネットワークで同期させるものなのです。
詳細に関しては、Miyaji Professional Divisionのwebでもご紹介しておりますので、ご覧下さい!
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概念としては、上の図の様な形になりますが、複数マシンを同期させるところなどは、Vienna Ensemble Proを思い起こさせますね???
Video Satellite / Satellite Linkでは、Vienna Ensemble Proの様にオーディオの相互やり取りは出来ませんが、上の図の様に大規模なシステムでなくとも、メインのPro Toolsマシンに音源用のPro Toolsマシンをリンクさせたりする事も出来ます。
例えば、2つのスタジオにそれぞれPro Tools HDXシステムとライヴルームがある、という様な場合は、2つのスタジオをリンクさせたレコーディングも可能でしょうし、工夫次第で様々な使用方法も考えられますね!
実際にVideo Satellite / Satellite Linkを使われている方はお分かりでしょうが、その高速なロックアップとサンプル・アキュレートでの正確な同期は、非常に快適な環境をもたらせてくれますし、個々のシステムに必要以上の負荷が掛からないというのも素晴らしいと言えます。
さらに、Pro Tools Softwareのペリフェラル画面で設定を完了したあとは、接続されているクライアント・マシンを、いつでもオンライン/オフラインに切替える事が出来ます。
これは、それぞれのマシンで個別の編集作業が必要になった場合に非常に有効と言えますし、リンクが必要ない場合は、それぞれのマシンが全く異なる作業を行い、効率を最大化することも可能なのです。
少しだけご紹介した事もありますが、これらのマシンが全てISISなどのネットワーク・ストレージに接続されていれば、様々なコピー作業もほぼ必要なくなりますので、大規模なプロジェクトを行うには必須のシステムとも言えるでしょうね!
さて、ここで「ほぼ必要ない」と書いたコピー作業ですが、Media ComposerシーケンスにあるオーディオをPro Toolsにインポートするには、前回まで解説したAAFファイルが必要になります。
もちろん、それぞれがネットワーク・ストレージに接続されていれば、MCからエクスポートしたAAFをPro Toolsにインポートするだけですから、コピーは必要ないのですが、それぞれがローカル・ストレージを使用している場合はコピーが必要になってしまいますね(笑)
いずれにしても、複数のシステムが必要になるSatelliteシステムは高額な投資が必要になってきますが、それでも大規模なプロジェクトを効率よくこなす事が出来るのであれば、投資回収も早くに行えるとは思いませんか???
特にVideo Satelliteの場合、MCからムーヴィーを書出す必要がない訳ですし、レンダリングやトランスコード、エンコードなどの時間が掛かる作業を割愛出来ますので、非常に効率的なシステムと言えますね!
次回は、そのエンコード/デコードに関してお話しましょう!
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