Pro Tools 2018.1 リリース情報

Pro Toolsの新しいリリースは、Avidの新たなバージョニング・ルールに基づき「Pro Tools 2018」として登場しました。

 

Pro Tools 2018はミュージック・クリエイターの為のMIDI機能追加/改善、そしてプロジェクト完遂作業のスピードアップと効率化に役立つ多くの機能/ツールが盛り込まれています。

 

Pro Tools 2018の追加機能は、Pro Tools | First, Pro Tools及びPro Tools | HDに盛り込まれ、新規購入者並びに有効期限内で活用いただいているサブクリプション・ユーザーや有効なアップグレード・プランをお持ちのユーザーの方々がご利用いただけます。

 

※2018.1にアップグレードする前に、一度Avidアカウントにログインいただき、お使いのPro Toolsが「Annual Upgrade Plan」が適用されているかどうかをご確認ください

※Pro Tools 12.6以降を使用するには、iLokに所定のライセンスが入っている必要があります(Pro Tools Perpetual Bundleライセンスについての詳細はこちら

 

・Pro Tools 2018.1 リリース情報(Avid HP)

 

Pro Tools 2018.1 ソフトウェアのシステム要件および互換性について

 

・macOS High Sierra (10.13.2), macOS Sierra (10.12.6) および Mac OS X 10.11.6 (El Capitan) がサポートされます。

 

・重要:OS 10.10 (Yosemite) は、互換検証においてグラフィック表示上の問題が多数確認されたため、Pro Tools 2018.1ではサポートされません。Pro Tools 12.8.2以下をご使用ください。または、OSを10.11以降にアップグレードを行ってから、Pro Tools 2018.1をインストールしてください。


※Mac OSをアップグレードする際には、Pro Toolsだけでなく、プラグインやオーディオインターフェイスなどの周辺機器の対応状況をご確認の上、アップグレードすることを推奨いたします

 

・Windows 10 64-bit, Windows 8.1 64-bit および Windows 7 SP1 64-bit がサポートされます。

 

Pro Tools 2018.1の新機能について

 

 

 

新たに追加された機能/改善点

 

Pro Tools 2018には、新たに加わった数多くのMIDI編集機能強化や復元MIDIレコーディング、そして任意のエフェクト・チェーンやインストゥルメント・サウンドをプリセット化可能なトラック・プリセット等、ユーザーのクリエイティビティーを素早く形にする為の新機能/改良が加わっています。

 

セッション構築をスピードアップ!:トラック・プリセット機能他

 

トラック上のプラグイン・エフェクト・チェーン、セッション・インポート条件及びその他のトラック設定をカタログ化しプリセットとして保存、それらを簡単にリコールすることが可能となりました。

 

 

 

トラック・プリセットは、新規トラック作成時に、設定しておいたプリセットを選択する方法で、新たなトラックを予め任意の設定を施した状態で構築可能です。また、ワークスペースから複数トラックのコンビネーションをプリセット化した状態のままセッションにインポートしたり、既存のトラックにエフェクト・チェーンのみをドラッグ&ドロップで読み込ませるパーシャル・リコールにも対応しています。

このトラック・プリセット機能を有効に活用することで、これまで多くの時間を費やしていたセッションやミキサー構築の為のタスクから解放され、よりクリエイティブ・ワークに集中する事が可能となります。

 

 

 

MIDI機能の強化:さかのぼりレコード機能他

 

新たに加わった「さかのぼりレコード機能」により、Pro Tools再生時に演奏したMIDIパフォーマンスをレコーディングしていなかった場合でも、シンプルなキー・コマンドの実行で「復元」することが可能となりました。演奏しながらアイディア構築中に閃いたフレーズも、取りこぼすことなく該当トラック上にデータとして再現し、そのまま楽曲制作に活用可能となりました。

また、Pro Tools 2018には、矢印キーを使ったMIDIノートのトランスポートやトリミング等、より素早くコードを構築したり、ノートの修正を行なう事が可能となるMIDI編集機能の改善も加わっています。

 

トラック・コンピング機能の強化:ターゲット・プレイリスト他

 

Pro Tools 2018では、プレイリストを使ったトラック・コンピングがより便利に行えるようになりました。各トラックを波形ビュー表示にしておいたまま、複数のプレイリストからベスト・パフォーマンス選択し、新たに設定可能となった「ターゲット・プレイリスト」に反映させることで完成テイクを素早く構築すること等が可能となりました。この機能は、特にマルチマイクを使って録音したドラム・トラックやバック・ヴォーカル等の複数トラックをグルーピングとしている際の複数トラックのコンピング時に便利です。また、プレイリストを展開表示することなく、複数テイク内の任意の範囲を素早く切り替えながらベスト・テイクを探すことも容易になりました。

 

 

 

ミックス時の視認性向上:MIXウインドウ内でのEQカーブ・グラフィック表示他

 

Mixウインドウ内のチャンネル・ストリップ上でEQカーブをグラフィック表示させることが可能となりました。これにより、設定したEQ及びそのオートメーションが各トラックにどのような影響を与えるかをリアルタイムに確認可能となります。Avidプラグイン以外のサードパーティー製品でもこの機能に対応しているEQプラグインであれば表示可能、また複数のEQに対しても実行可能です(複数EQデータはコンバインして表示されます)。加えて、プリフェーダー・センドやオートメーション・レーン・ビュー・メニューも、新たにカラー・コード化され、より簡単に状況把握が行えるようになり、ミックス作業時の視認性が向上しています。

 

 

「クラウド作業開始」がより簡単に:スタート・コラボレーション

 

ファイル・メニュー上に「スタート・コラボレーション」コマンドが加わり、それを実行することで現在のセッションを自動的にセーブ/クローズし、クラウド上のプロジェクトとして再オープンするといった一連のコンバート作業が1アクションで簡単に行えるようになりました。

 

クラウドでのライセンス管理:iLokクラウドへの対応

 

Pro Tools及び全てのAvidオーディオ・プラグインは、iLokクラウド・キーに対応しました。これにより、iLok物理キーを使用することなくPro Tools 2018を動作させることが可能となり、それにより空いたUSBポートをMIDIキーボードやオーディオ・インターフェイスに使用することが可能となります。これまで通りiLokキーで動作させることも引き続き可能です。

 

 

 

ネットワーク・サイト・ライセンスへ対応(近日予定)

 

Pro Tools やPro Tools | HDを複数お使いのポストプロダクション、放送局そして教育機関でご利用可能なネットワーク・ライセンスにも対応、ライセンス購入が可能となりました。これにより大規模設備内にある複数のPro Toolsのライセンス/運用管理が容易になります。

宮地プロフェッショナル事業部
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