この記事は2015.08.25 Tuesdayに書かれたものです。
全てのケースが当てはまる、という事ではないのでしょうが、問題なく動作しているPro Tools HD11以降 + HDXシステムの組合わせでDigiTestを実行すると、HDXカードのテスト不合格が表示がされてしまうことがあるようです。
この場合に表示されるのは、下の画像のように「周辺機器ループバック テスト コネクタ 1 Pri = 不合格」というエラー表示です。
複数のHDXカードがインストールされている、または複数のI/Oが接続されている際に、同様の不合格表示がされる場合は、DigiLinkケーブルをはじめとしたどこかしらに原因があることが多いようですが、HDXカードが1枚でI/Oが1台の場合でも表示されてしまうことがあるようですね。
弊社でも、Mac OS X 10.9 + Pro Tools HD 11.3.1の組合わせや、Mac OS X 10.9 + Pro Tools HD 12.1の組合わせでDigiTestを実行してみましたが、いずれの場合も問題なく動作するカードに不合格表示がされてしまいました。
これはMac OSやPro Toolsの不具合というよりは、DigiTest自体のバグのようで、実際には動作上問題ないカードの場合でも不合格表示がされてしまうというもののようです。
こういったバグとは直接関係ないにしても、HD AccelやHDXにサードパーティ製(PrismSoundなど)のインターフェイスを接続すると、I/O側でDigitalエラーが表示されることがありましたが、DigiTestで表示される結果を全て鵜呑みにしない方がいいのかもしれませんね。
ちなみに、HDXカード上のDSPに不具合がある場合は、上図のループバック・エラーの他にDSPエラーが併記して表示されるのを確認していますが、カード交換して問題が解消されたあともループバック・エラーは表示されてしまいました(笑)
問題がなくとも不合格表示が出る、というのはあまり気持ちのいいものではないのですが、必ず表示されてしまうバグだと認識しておけば、少しは安心することも出来るのではないでしょうか?
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