この記事は2014.08.14 Thursdayに書かれたものです。
プロフェッショナルのものだけにしておくのが惜しいくらい、柔軟性と効率性に富んだMCシステムですが、皆さんに興味を持っていただこうと、なるべく簡単にMCのあれこれをお伝えしたいと思って書いているのが、このコーナーになります。
出来れば、Avidのサイトからフル機能の体験板をダウンロードしていただき、実際にその快適さを味わって欲しいと思ってます!
Media Composer Trial >>
繰り返しになりますが(笑)Miyaji Professional Divisionのwebサイトでも、Media Composerの記事はたびたび掲載していますので、そちらも併せてご覧ください!
Miyaji Professional Division Avid Video Portal Site >>
Avid Media Composer for Final Cut Pro User >>
さて前回は、新しく複数のライセンス方式が採用されたMedia Composer|Softwareの中でも、従来方式に一番近い「永続ライセンス」について解説しました。
Avid Media Composer|Softwareの永続ライセンスとは? >>
第三回目となる今回は、基本となるMedia Composer|Software永続ライセンスに、追加出来るオプションのことを書いていきましょう。
上の図は、永続ライセンスをチョイスした場合のオプションに、どんなものがあるのか???を簡単に図解したものになります。
既 に新しいMedia Composer|Softwareでは、ハードウェアとのバンドル・セット設定がなくなったということはお伝えしていますが、上の図をご覧頂いてもお分 かりの様に、新たなオプション構成はソフトウェア・オプション/ハードウェア・オプションという風に大きく分けられており、必要に応じたチョイスが可能な ように、シンプルにまとめられたということが出来るでしょう。
ソフトウェアのみでも基本的な作業が可能なMCですから、ムダを省き、より個別のワークフローに適したシステム構築をしていただこうという判断なのでしょう。
MC Software Option
まずはMCの機能追加を行う、ソフトウェア・オプションから見ていきましょう。
・Symphony Option
MC V6までは、はっきりとMedia Composerと製品が分かれていたSymphonyは、V7からMedia Composerのオプションとなりました。
新たなMedia Composer|Softwareでもそれは踏襲されており、より詳細なカラー・グレーディング、Borisプラグイン機能など、Symphonyの持つフィニッシング機能が必要な場合は、オプションを追加という形で機能拡張することが可能です。
・NewsCutter Option
こちらもSymphonyと同様、V7からMedia Composerのオプションとなったものですが、注意が必要なのはWindowsのみの対応だということです。
Interplay機能の追加されたMCのネットワーク協業を、よりブロードキャストに適した形で機能拡張するオプションになります。
・Production Pack
新 しいMedia Composer|Softwareには、Interplay機能が追加されていることもお話していますが、逆にこれまでMCにバンドルされていた Sorenson Squeeze/New Blue Titler/iZotope Insightは付属しなくなりました。
どちらかと言えば、これらのソフトウェアはおまけ的な部分が大きかったので(笑)必要ない場合はいいのですが、従来のユーザーが新たなバージョンを継続して使いたいという場合、このProduction Packを購入していただくことになります。
MC Hardware Option
次にハードウェアのオプションを見ていきます。
Media Composer|Software自体はソフトウェアになるので、それを動作させるコンピューターが必要になるのはもちろんですが、それ以外に、ビデ オ・キャプチャー/レイバック/外部モニターへのモニタリングなどを行う際に、これらのハードウェア/インターフェイスが必要になってきます。
逆 に言うと、キャプチャーはもちろん、モニタリングなども行わないということであれば、ソフトウェアのみで作業することも可能ですし、現在はAvid純正の インターフェイスでなくとも動作する様に、Avid Open I/Oが採用されているので、AJA / Blackmagic Design / Matroxなどのサードパーティ製インターフェイスを使用することも可能です!
ワークフローに応じて、これらのチョイスが柔軟になったのは嬉しいですね!
Media Composer推奨コンピューター >>
Media Composer対応サードパーティ・オプション >>
・Nitris DX
豊富なアナログ/デジタルのビデオ/オーディオI/Oと、標準でDNxHDもしくはAVC-Intraエンコード/デコード・アクセラレーターを搭載する、Avid最高峰ビデオ・インターフェイスがNitris DXです。
Nitris DXは、ほぼ全てのHD機器と接続が可能なので、従来のポスト・プロダクションにぴったりなだけでなく、標準の他にアクセラレーターをさらに1枚追加搭載も出来るので、スピーディなMCのオペレーションをさらに加速することも可能です!
・Mojo DX
NitrisのアナログI/Oを省略し、コストパフォーマンスを追求しながらもクオリティを確保したビデオ・インターフェイスがMojo DXです。
オー ディオ・モニタリングはステレオ1系統ですが、HD-SDI/HDMIでのキャプチャー/レイバックはマルチで行えますので、コンパクトにシステムをまと めたい時には最適なチョイスだと言えますし、Pro ToolsとVideo Satellite同期を行うにもコストを抑えた導入が可能ですね!
サードパーティのインターフェイスにも対応したMedia Composerですが、サンプルアキュレイトでのシビアな同期が必須な場合は、安心して使うためにもNitris/Mojo DXをチョイスした方がよいでしょう。
・DX Thunderbolt Option for Mojo DX
近年では、MacにPCIeスロットが搭載されなくなり、拡張ポートはThunderboltへ移行されつつありますが、そんな場合に威力を発揮するのがDX Thunderbolt Optionです。
ただし、for Mojo DXの名の通り、Nitris DXではサポートされていないので注意が必要です。
弊社でテストしてみたところ、MacBook Pro Retina + Nitris DXの接続で、ハードウェアの認識やプレイアウトなどに問題は発生しませんでしたが、アクセラレーターが機能しませんでした。
いかがでしょうか?
こうやって整理してみると、以前に比べれば大分わかりやすくなっているのがお分かりかと思います。
次回は、サブスクリプション・ライセンス/フローティング・ライセンスについて解説していきましょう。
出来れば、Avidのサイトからフル機能の体験板をダウンロードしていただき、実際にその快適さを味わって欲しいと思ってます!
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繰り返しになりますが(笑)Miyaji Professional Divisionのwebサイトでも、Media Composerの記事はたびたび掲載していますので、そちらも併せてご覧ください!
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さて前回は、新しく複数のライセンス方式が採用されたMedia Composer|Softwareの中でも、従来方式に一番近い「永続ライセンス」について解説しました。
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第三回目となる今回は、基本となるMedia Composer|Software永続ライセンスに、追加出来るオプションのことを書いていきましょう。
上の図は、永続ライセンスをチョイスした場合のオプションに、どんなものがあるのか???を簡単に図解したものになります。
既 に新しいMedia Composer|Softwareでは、ハードウェアとのバンドル・セット設定がなくなったということはお伝えしていますが、上の図をご覧頂いてもお分 かりの様に、新たなオプション構成はソフトウェア・オプション/ハードウェア・オプションという風に大きく分けられており、必要に応じたチョイスが可能な ように、シンプルにまとめられたということが出来るでしょう。
ソフトウェアのみでも基本的な作業が可能なMCですから、ムダを省き、より個別のワークフローに適したシステム構築をしていただこうという判断なのでしょう。
MC Software Option
まずはMCの機能追加を行う、ソフトウェア・オプションから見ていきましょう。
・Symphony Option
MC V6までは、はっきりとMedia Composerと製品が分かれていたSymphonyは、V7からMedia Composerのオプションとなりました。
新たなMedia Composer|Softwareでもそれは踏襲されており、より詳細なカラー・グレーディング、Borisプラグイン機能など、Symphonyの持つフィニッシング機能が必要な場合は、オプションを追加という形で機能拡張することが可能です。
・NewsCutter Option
こちらもSymphonyと同様、V7からMedia Composerのオプションとなったものですが、注意が必要なのはWindowsのみの対応だということです。
Interplay機能の追加されたMCのネットワーク協業を、よりブロードキャストに適した形で機能拡張するオプションになります。
・Production Pack
新 しいMedia Composer|Softwareには、Interplay機能が追加されていることもお話していますが、逆にこれまでMCにバンドルされていた Sorenson Squeeze/New Blue Titler/iZotope Insightは付属しなくなりました。
どちらかと言えば、これらのソフトウェアはおまけ的な部分が大きかったので(笑)必要ない場合はいいのですが、従来のユーザーが新たなバージョンを継続して使いたいという場合、このProduction Packを購入していただくことになります。
MC Hardware Option
次にハードウェアのオプションを見ていきます。
Media Composer|Software自体はソフトウェアになるので、それを動作させるコンピューターが必要になるのはもちろんですが、それ以外に、ビデ オ・キャプチャー/レイバック/外部モニターへのモニタリングなどを行う際に、これらのハードウェア/インターフェイスが必要になってきます。
逆 に言うと、キャプチャーはもちろん、モニタリングなども行わないということであれば、ソフトウェアのみで作業することも可能ですし、現在はAvid純正の インターフェイスでなくとも動作する様に、Avid Open I/Oが採用されているので、AJA / Blackmagic Design / Matroxなどのサードパーティ製インターフェイスを使用することも可能です!
ワークフローに応じて、これらのチョイスが柔軟になったのは嬉しいですね!
Media Composer推奨コンピューター >>
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・Nitris DX
豊富なアナログ/デジタルのビデオ/オーディオI/Oと、標準でDNxHDもしくはAVC-Intraエンコード/デコード・アクセラレーターを搭載する、Avid最高峰ビデオ・インターフェイスがNitris DXです。
Nitris DXは、ほぼ全てのHD機器と接続が可能なので、従来のポスト・プロダクションにぴったりなだけでなく、標準の他にアクセラレーターをさらに1枚追加搭載も出来るので、スピーディなMCのオペレーションをさらに加速することも可能です!
・Mojo DX
NitrisのアナログI/Oを省略し、コストパフォーマンスを追求しながらもクオリティを確保したビデオ・インターフェイスがMojo DXです。
オー ディオ・モニタリングはステレオ1系統ですが、HD-SDI/HDMIでのキャプチャー/レイバックはマルチで行えますので、コンパクトにシステムをまと めたい時には最適なチョイスだと言えますし、Pro ToolsとVideo Satellite同期を行うにもコストを抑えた導入が可能ですね!
サードパーティのインターフェイスにも対応したMedia Composerですが、サンプルアキュレイトでのシビアな同期が必須な場合は、安心して使うためにもNitris/Mojo DXをチョイスした方がよいでしょう。
・DX Thunderbolt Option for Mojo DX
近年では、MacにPCIeスロットが搭載されなくなり、拡張ポートはThunderboltへ移行されつつありますが、そんな場合に威力を発揮するのがDX Thunderbolt Optionです。
ただし、for Mojo DXの名の通り、Nitris DXではサポートされていないので注意が必要です。
弊社でテストしてみたところ、MacBook Pro Retina + Nitris DXの接続で、ハードウェアの認識やプレイアウトなどに問題は発生しませんでしたが、アクセラレーターが機能しませんでした。
いかがでしょうか?
こうやって整理してみると、以前に比べれば大分わかりやすくなっているのがお分かりかと思います。
次回は、サブスクリプション・ライセンス/フローティング・ライセンスについて解説していきましょう。
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